道路・橋梁
人・モノ・クルマ・情報が快適に行き交う交通計画及び道路や橋の設計から管理の計画・支援までを担います。
当社は道路設計、道路付属構造物設計などを対象とする分野で、道路に関わる現況調査、概略設計、予備設計、詳細設計などの手順を追った従来からの業務をCIM展開に向けて取り組んでいます。サービス内容
道路の計画・設計
社会のニーズや交通実態に基づく整備効果の評価を通じて、様々な地域・地形における最適な交通計画を提案します。また、計画を実現する道路ルートの提案や様々な道路構造物の検討・設計・施工支援、ならびに道路防災等、安全で信頼性の高い社会資本形成に貢献します。
交通事故対策、交差点計画・設計
交通事故対策に関しては、マッチングデータや事故図(発生位置、事故件数(年度別、事故類型別、昼夜別等))のデータや道路交通センサス等を整理しながら、事故要因や考えられる対策案の分析を行った上で、現地に即した効率的で効果的な対策立案を行なっています。また、生活者の視点から、アンケート等による住民意見の反映や、単路や交差点の地点対策だけでなく、公安委員会・道路管理者と一体となった対策の立案も行っています。この他、交通実態調査(交通量、渋滞、旅行速度)からの交通容量算定だけでなく、改良効果とその影響を評価しながら、渋滞を解消する交差点改良計画等の対策も行っています。
橋梁の計画・設計
コンクリート及びPC構造、高強度材料の適用、免震化・制震化などの最新の技術で合理的な橋梁計画・設計を提案します。また、軟弱地盤、近接構造物、跨線橋など特殊な条件の場合には、解析などの検討を行った上で、コスト縮減や環境との調和に配慮した橋梁を提案します。
道路・橋梁メンテナンス
橋梁・トンネル・道路構造物・道路法面等の施設の保全に関しては、日常・定期点検、補修・補強、診断を行うだけでなく、既設構造物の安全性を確保し、最小のコストで最大の効果を上げる効率的な管理を実現するための長寿命化などの検討を行います。また、構造物の品質試験・分析、長寿命化などの検討を行います。点検においては、精度と効率性が両立する最新の点検機器や点検手法を積極的に取り入れています。
道路防災・減災対策
新規の道路設計では、切土斜面・盛土法面・土止め構造物の安定性などを比較検討の上、適切な道路構造を選定し、長期の安定性が得られる法面対策や法面保護工の設計を行います。道路防災点検や維持管理の中で抽出される災害危険箇所に対し、道路用地外の危険因子も含め、発生源対策・防護対策の適合度を構造性・経済性・施工性・環境適合性・維持管理性などから総合的に判断し、道路利用者の安全性の向上を図っています。
橋梁の維持更新計画
橋梁の長寿命化対策として、維持更新計画の立案から点検、調査、補修設計まで、総合的な技術提供を行っています。橋梁の維持更新計画では、最小の投資で最大の効果を上げる維持管理を実現するために、より効率的な方法で状態把握、劣化予測、補修補強の優先順位決めを行い、調査費用の節減、効果的な補修計画、根拠資料の作成を行っています。
橋梁の耐震補強設計
耐震補強設計では損傷部材の補強だけではなく、橋全体として耐震性の向上を図ることが重要であるため、分散・免震機能の付加やダンパーの併用およびせん断パネル型制振ストッパーの設置等の新型デバイスの提案を行うことにより、コストパフォーマンスの高い技術を提供しています。